特定非営利活動法人
エイジコンサーン・ジャパン
設立代表者 塚谷 v子 《元英国領事館 建設、環境、町づくりコーディネーター担当、商務官として35年勤務
MBE(大英勲章)を2001年に、D勲章(英国からの輸出貢献勲章)を1996年に授与される》 超高齢社会の日本においては、年金をはじめとして医療・介護の問題等、高齢者が生活していく上で新たに解決しなければならない多くの問題が、ここ数年次々とでてきております。
この現状を目の当たりにして、私達は、国連が制定した高齢者の原則である「自立・参加・介護・尊厳・自己実現」に基づいて、これらの高齢者が抱える問題を分析し,それを解決し、高齢者が真に健康で生きがいを持って、かつ、経済的に自立し、平和に楽しく明るく暮らせる社会を築くことを強く決心いたしました。
エイジコンサーンとは英語で「高齢者問題」を指し、高齢者の日々の生活の不安や悩みから、年金や保険など一生に関わる大きな問題まで、その内容は様々です。
英国に本部のあるエイジコンサーン・イングランドは、世界に先駆けて高齢者問題を包括的に取り組んだ団体として65年の実績を持ち、10数に及ぶ事業を行う、高齢者福祉部門では英国最大のチャリティ団体です。
主な事業として、行政とパートナーシップを結び、各地域の高齢者福祉サービスを提供する独立採算制の支部を設けています。その地域に合ったサービスを提供すると共に、中高年ボランティアによる地域貢献活動を積極的に進めています。また、高齢者の声を積極的に反映させ、新しい社会システム構築に向けてのキャンペーンやロビー活動を行い、数々の福祉政策に意見を反映させてきました。他にも高齢者に関係する様々な事業とサービスが展開されています。
その実績は国内に留まらず世界中に広く知れ渡り、数多くの国でその活動が認められ活動の輪が広がっています。
日本の福祉は欧州の先進福祉国と比べると、施設や設備といったハード面では並びますが、ケアや環境などのソフト面では、もっと学んでいかなくてはなりません。
日本で福祉分野が市場化したのはごく最近のことです。それまでの福祉分野は、公的でボランティア的な要素が強く、地域でも孤立した存在になりがちでした。そこへ営利企業が参入することによって、市場は活性化し、新しいサービスが次々と始まり、より身近な存在として高齢者福祉が知られるようになりました。しかし、市場が広がるにつれ、一部地域での過剰競争や、これとは反対に営業利益の期待できない地域でのサービス業者の不足といった格差が現れました。また、利益優先の流れ作業的なサービスや、政策を逆手に取った悪質な業者が横行するといった問題が起こっています。
そして一番の問題は、労働力の不足とサービスの質の低下です。
高齢化の追い風を受けて市場のマスは広がる一方で、いま改めて高齢者福祉の内容が問われています。
その(問題解決の)ためには、早急に、日本の社会システムに馴化、融合できる、質の高い日本独自の新システム構築が必要です。そして、先進システムを長年実行してきている英国やヨーロッパでの活動を学び、日本における、高齢化社会に対する理想的なシステム構築を提案し、高齢者に生きる喜びや希望を与えていく必要があります。
当団体はこのような問題を解決し、社会の要請に応えるため、産官学及び民間のNGOやNPOなど多分野の専門家と協力し、長年社会で培った人脈や経験を活かせる環境を整えて、高齢者問題について包括的に取り組んでいきます。
そして、特定非営利活動法人法に基づく法人格を取得することで、透明性と公益性を保ち、信用と永続性のある、経済的に自立した団体として事業を行ない、活動を広げていきます。
このような趣旨に基づき、私達は「特定非営利活動法人エイジコンサーン・ジャパン」を設立致しました。 |